2014年1月9日

オバマ大統領とバットマン

納棺の時に、オバマ大統領を「小畑さん」と言っていた、とても威勢の良い素敵なおじいちゃんがいらっしゃいました。誰の事かと思ってじっくりお話を伺っていたら、オバマ大統領のことだと皆んな分かったので、あえて指摘などは致さずの現場がありました。また別に、「復讐頑張ります。」とお手紙に書いていた子がいて、「復習?」「復習だよね?」と、思いつつ、ご遺族全員一致で「たぶん、本人(亡くなった方)は分かるだろう。難しい漢字を一生懸命書いたから、良しとしよう!大きくなったら教えておくよ。たぶん、国語辞典を見て書いていたので・・・。違うところを選んじゃったんだなぁ。」と言う現場もありました。大事なのは、その人を思って行動に移せたこと。そして、それについて皆さんが真剣に考えたこと。納棺の現場は、一生懸命の中に、微笑ましいことも実はとても多くあります。今日聞いた話で、とっても素敵だなぁと思ったお話がありました。アメリカで5歳の白血病の男の子が、バットマンの子ども版の、バットキットになり、大活躍をしたお話し。ベテランのボランティア団体さんが企画したものだったそうですが、とてもバットマンに憧れている5歳の男の子がバットキットとして、バットマンの衣装を身にまとい、悪者と闘ったり、退治したりと大活躍だったそう。街の皆さんは彼に、「これで安心して暮らせます。」と、御礼を言ったそうです。そして、オバマ大統領は彼に、大統領として、彼の名前を呼びながら「街を救うんだ‼︎」と言ってくれたとか。彼はとても御満悦で大活躍したとか。本当になんて素敵なお話なのかしら、と、とっても温かい気持ちになりました。「夢」「憧れ」って、希望と未来そのものだから、みんなのチームプレーって、すごいなぁと思いました。