2014年1月29日

水沢学苑看護専門学校 講義

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四年前から非常勤講師をさせていただいている、看護学校の講義でした。本日は、一年生。「いつも、ありがとうございます!」と多忙な先生に、わざわざ挨拶をいただいて、「いや、とんでもございません。若いエネルギーを吸い取りに来ました。」と答えた。最近、衰えていく体力。あちこち痛い、なんとなく。ピキーンと膝がなる。この前なんて、「時計の針(時刻)を合わせて!」と言われ、「いいよ!」と言ったものの、「ん!ん⁉︎あれ⁇時計の針が見えない!焦点が合わない!」と言う、自己の老眼に直面した。若いエネルギーを吸い取れるものなら、本当に吸い取りたいものだ。
今日は、現場から伝えられることをお話ししました。実際のお一人お一人の心の移行と、支え、支えられる、一方通行にならない、お互いの関係。プロとしての使命。悲しみと嘆きの意味を実際の現場から感じる。現場での私自身の悲嘆との向き合い方等々、生活の中にある悲嘆と照らし合わせながら、お話ししました。「同じ与えられた五分なら、五分では出来ないと嘆くよりも、五分で出来ることを、求められていることを見付けてやってみる。そうすれば、目の前の人の安心した表情に出逢えるかもしれません。」現場はいつもスタートは、緊張感も緊迫感も張り詰めています。「今しか無い今は、通過すると絶対に戻れない。だから、今に、全力を尽くそう。」等々お話を90分しました。これから現場で出逢う皆さんとは、きっと忘れられない出逢いになるでしょう。現場で学ぶのは、学生時代だけではなく、勤務してからもずっと続きます。患者さんから教えてもらうことも、きっとたくさんあるから、今日ご縁をいただいた学生さん一人一人を、患者さんが、ご家族が、大好きになってくれる事を願い、そして信じて講義を務めさせていただきました。ありがとうございました。